誕生! 日本製「ハリケーントップ」
故郷、オカザキニットを訪ねて和歌山へ
そもそも、なぜ日本製スウェットが注目されるのか?
アウトドアカルチャーと日本を愛してやまない編集者、ルーカス B.B.さんと、その現場を訪ね真相を確かめてきた。
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岡崎 明史さん
オカザキニット会長。1950年に創業した同社を受け継ぐと、アウター向け生地製造へと転換させ、日本のニット産業の最前線で半世紀以上にわたり活躍。
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ルーカス B.B.さん
編集者。1971年生まれ。サンフランシスコ育ち。
1996年に日英バイリンガルのカルチャー誌『TOKION』を創刊。2002年にトラベル・ライフスタイル誌『PAPERSKY』を創刊。
創業76年の老舗編みニット製造会社。
メリヤス肌着用生地の生産から始まり、現会長が家業を引き継いで以降は、丸編みカットソーの編立製造へと発展。
日本のみならず、世界中のブランドから注目を集めるニッティング・ファクトリー。
日本一の生地編み産地・和歌山
「和歌山はもともと綿花の産地で、江戸時代中期から織物業が盛んだったんです。起毛技術も和歌山が発祥で、この技術が裏毛生地に応用され、和歌山は日本一の生地編み産地へと発展しました」
そうこの地の歴史を紐解くのは、オカザキニットの岡崎明史会長だ。
オカザキニットで作られるハリケーントップの生地は、丸編み機で編み立てるインレイ編みの生地。
一般的にスウェットによく使われる「裏毛」との違いをルーカスさんが尋ねると、岡崎会長が答える。
「裏毛は『表糸・つなぎ糸・裏糸』の三層構造ですが、インレイは『表糸と裏糸』の二層構造。決定的な違いは、裏毛にはストレッチ性があり、インレイにはそれがないということです」。
伸びないからこそ、タフなシーンで使用するリバーガイドに採用されたのがハリケーントップの原点でもある。
ゆっくりと編むことで、生まれる風合い
目の前では編み機が規則正しく動き、生地が編まれていく。
「本気を出せば一日に150メートルは編むことができますが、あえて3分の1の量しか編めない設定にしています」と工場案内をしてくれる岡崎社長が理由を明かす。
高速で回せば糸が強く引っ張られ、負荷がかかる。ゆっくり編むことで糸へのダメージを減らし、空気を含ませる。
すべては「量より質」を求めた結果の編み方なのだという。
年とともに”友だちになれる”服
「古い機械をていねいに使い続けている姿勢がすごく日本らしいね。編み機って、横と縦しかない構造なのに、無限の可能性を感じるよ。でもそれは、知識と想像力があってこそ」そうルーカスさんは語る。
機械の細かなセッティングも職人の目と感覚で行う。そうやってオカザキニットのクオリティは保たれている。
変わらない価値を守りながら、時代に合わせてアップデートしていく。
「MADE IN JAPAN」として編まれるハリケーントップには、そんな作り手たちの誇りが詰まっている。
「ヘビーすぎず、ライトすぎず、すごくいいバランス。大切に着込みたくなるから、年とともに友だちになれるような服だね」とルーカスさん。
大切に使い続ける機械と、職人の確かな手と目、そして知恵から生まれる特別な一着。
ジャパン・クオリティのひとつの答えが、確かに和歌山にあった。

PRICE:¥62,700
QUALITY:COTTON 100%
SIZE:WM、WL、S、M、L、XL、XXL
和歌山のニット産業の誇りが詰まった特別なハリケーントップ。
時間をかけて、じっくりと編むことで生まれる柔らかな風合いはそのままに、通常より目付けを重くしたタフな生地を使用。
裏糸が太番手のインレイで、表にうっすらストライプ調の柄が出ているのが特徴だ。
柔らかいヌメリ感を出すために特殊柔軟加工も。
試作と改良を重ねて辿り着いた一着である。
Made in Japan Hurricane Topは、CHUMS直営店と公式オンラインショップのみで販売するプレミアムアイテム。
しかも、ショップごとにネームタグが異なり、ショップがある住所の番地が刻まれているのだ。
(オンラインショップ分はチャムスの創業年1983)。
これは、創業地アメリカ・ハリケーンの社屋に掲げられるアドレスサインからインスパイアされたものなのだ。
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▲ これがハリケーンのアドレスボード

